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バランス ドライブ

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ヘッドフォンのバランス駆動とは二対のアンプを用いて左右の出音のセパレーションを改善する(その副産物として駆動力を上げる)方式だ。元々はアメリカ発の発想らしいが、この方式のヘッドフォンアンプは甚だマニアックな代物だ。
そもそもバランス駆動のアンプが世に生まれた時点でバランス駆動可能なヘッドフォンなど存在していた訳が無く、左右のケーブル別出方式のヘッドホンのケーブルを切断してオーナー自らが改造すると言う、なんともアナーキーな手段を取るしかなかった筈だ。
だいたい現状を見回してもバランス駆動を推奨するヘッドフォンメーカーなど殆ど存在しない。自前のアンプの対となるヘッドフォンを製造しているCECを別としたら、高級機種にバランス型の設定が有るグラドのみだろう。(なんと日本専売だ!!)そのグラドからしてアンバランス型への変更は利かない為、購入には不退転の決意が必要だ。ゼンハイザーやオーデジー、ハイファイマン等のケーブル脱着式のメーカーは断線のメンテナンスが主な要因であってリケーブルを推奨する物ではないし、メーカー自らがバランスケーブルを設定しても一般的なキャノン型(3ピン×2)ではなく、わざわざマイナーな4ピン×1の方式としている。
(恐らく自社のバランスアンプと対で音造りをしているのだろう。)
何故ヘッドフォンメーカーがバランス駆動対応に消極的なのか?バランス型ヘッドフォンアンプの愛用者として思い当る節がある。それは、バランス駆動を導入するとヘッドフォンの性格が一変するからだ。バランス駆動の音色はヘッドフォンの設計者が意図した音色の演出を吹飛ばしてしまうのである。バランス駆動には賛否両論あるように、決して好ましい方向ばかりの変化ではない。確かにバランス駆動にすると分離性の向上による音の安定感が強化されるし、明るく溌剌とした音色ともなる。しかし、そのヘッドフォン独特の雰囲気が霧散した音色は、無色透明と言うよりは無味乾燥なのである。
(両者の音色を統合して設計するのは非現実的だ。)
そのヘッドフォンの特色が破壊されたバランス駆動の音色は、断じて終着点では無い。むしろ、そこからが更なる深みへの出発点であり、オーナー自身が独自の音色に『再構築』していく必要性が多分に有るのだ。
バランス駆動それ単体では好ましい効果ばかりが得られる物では無い。しかし、ヘッドフォンの再生表現の極みを目指す手段としては代替の利かない優れた武器である。最近、製品数が減少傾向にあるが、活況する市場で刹那に咲いた徒花と成らぬように、このジャンルが定着し、熟成される事を願わずには居れないのだ。

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